雑談について

・雑談の重要性
雑談は社会の潤滑油としてとても重要です。雑談雑談と「雑談」という言葉が嫌いという人もいるかと思いますが私は便宜上「雑談」と言っているだけです。でも要するにそれは「雑談」のことなんです。我々の問題は社会性の欠如です。社会性はなんといっても雑談力なんです。雑談が出来なければ社会の細かい潤滑がうまくいきません。ちょっとした歯車のずれで私達は社会に適応していけないんです。歯車に潤滑油を注ぐことが出来ないんです。その潤滑油が雑談なんです。雑談はコミュニケーションを円滑にするための方法です。普通の人が何も考えずに出来ていることが私達には出来ません。普通の人に少しでも近づく為に我々は訓練して技術を身に付けるしかないのです。雑談は技術です。個性個性と言うなかれ。仮面をかぶってでも我々は社会性を身につけなければいけないんです。身に付ける必要性があるんです。それが立派な社会人というものです。それは楽しいことではありません。つらいことです。我々が楽して社会に適応出来るほど社会は甘くありません。人生とは不条理なものなんです。「友達を作る為には雑談が全て」は言い過ぎだとは思いますが、その延長線上に友達もついてくると思います。ただし友達になってからその関係を維持し、より関係を深めていくのはちと別問題だとは思いますが。私のスタンスは「内向でも楽しく生きる」ことです。ただそれだけではただの内弁慶になってしまいだめ連のような感じになってしまいそれは嫌いです。私は外向的な人も好きだし誰とでも仲良くしたいと思っています。いろんな人の意見を受け入れたいと思っています。誰とでも仲良くうまくやっていく為には自己中人的にならずに他人に合わせることも大切です。そのために雑談は大変重要です。また、自分を守る為にも雑談は重要です。他人に「変な人」とか「つまんねえ奴」とか思われないために、無難でどうでもいいことを話すことも時には必要になってきます。「雑談は技術だ」というような発想自体が神経症的なものに思えて嫌いという人もいるかと思いますが、その通り神経症の我々だから雑談を技術でカバーする必要があるんです。普通の人だったら雑談を技術でカバーする必要はありません。雑談雑談と普通の人が聞いたらバカバカしい議論だと思います。でも私達は大多数の普通の人から見たら普通じゃないんです。きつい言い方ですが、我々は自分が普通でないことを認め肝に銘じておく必要があると思います。

・サッカー選手が語る雑談の重要性
スポーツの世界でも雑談の重要性を指摘する人がいます。それはサッカーで海外に活躍の場を求め志半ばで帰国した城と名波です。彼らは共に言葉の重要性、コミュニケーションの大切さを口にしています。活躍する為には言葉を覚えてチームメイトに早く溶け込むことが大切だと言っていました。名波はあるインタビューの中で「ロッカールームでのくだらない雑談ができなかった」と、成功できなかった原因の一つとしてはっきりと「雑談」という言葉を口にしています。海外で成功したとは言えない城、名波に対してイタリアで成功した中田は早い段階でイタリア語をマスターしチームに溶け込んでいたそうです。

inserted by FC2 system